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安室奈美恵メドレーを作成

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どうもーやまむらこういちです。

年が明けたと思ったらもう二月が終わり、花粉に涙する季節になってしまいました。

先月のアンサンブル大会が終わってから、夏の定演に向けて編曲作業を続けてきましたが、ようやくその内の1つである安室奈美恵メドレーが完成しましたので、紹介したいと思います。

何度も何度も書き直した1曲

真っ正直に言えば、私は特段安室奈美恵のファンではなく、有名な曲の有名な部分しか知らない程度。もともと歌ものに疎くて、今回の編曲にあたり曲を丸々聞いたくらいです。

最初は数ある曲の中から「Don’t wanna cry」「CAN YOU CELEBRATE?」「Hero」の3曲をメドレーにする予定でしたが、後に「TRY ME」と「Body Feels Exit」の2曲を追加して5曲のメドレーとなりました。メドレーの構成を考えた場合にアップテンポのものが足りず、メドレーとして貧弱になりそうだと感じたからです。このメドレーは演奏会のプログラムの最後を飾るものだったため、それなりに長くそしてそれなりに緩急をつけたものにしたかったというのもあります。これが3部の2曲目であれば、最初の3曲だけで全体的にしっとりとさせていたかもしれません。

最初に悩んだのは曲順です。「Hero」「Don’t wanna cry」「CAN YOU CELEBRATE?」ときて、最後に畳みかけるようにアップテンポの2曲をつなげて勢いよく終わるのか、「CAN YOU CELEBRATE?」を最後にしてしっとりと終わるのか、これはさんざん悩みました。何度も頭の中でシミュレートして考えましたが、終わり方や各曲のつなぎ、そして全体の盛り上がりなどを考えて「Body Feels Exit」「TRY ME」「Don’t wanna cry」「CAN YOU CELEBRATE?」「Hero」という順にしました。

次にそれぞれの曲と曲のつなぎの部分を詳しく作っていくのですが、その前に調の設定があります。どの曲をどの調でやるのか。原調でやる気はさらさらなく、音域と技量で決めることに。シャープやフラットが6つ7つあると演奏はかなり困難です。楽器ごとに調が異なるのでそこも考慮しなければなりません。また調を設定すればその曲の音域が定まります。調によってはメロディーがやりずらいパートが出てきます。メロディーを担当してもあまり目立つことができない音域になってしまうこともあります。

まず最後をどのように終えるかを考えました。そこでもっとも盛り上がって終わるような音域になるように調を設定します。これは主にトランペットの音を何にするかで決めています。そこからは逆算でそれぞれの調を設定していきます。同一曲中に転調をするのか、曲の変わり目で転調するのか、転調せずにつないでいくのかを考えながら・・・つまりつなぎの部分を作りつつ調の設定をしていきます。テンポのゆっくりな曲では少し複雑な調でもなんとかなりやすいため、CAN YOU CELEBRATE?で前後のつじつま合わせを行いました。

特にTRY MEからDon’t wanna cryへのつなぎは苦労しました。実際にいろいろと作って試してみたのですが、結局はメロディーはもたずにコード進行だけというものに落ち着きました。動画ではクラリネットの音量が少し大きくてやや滑稽に聞こえますが、実際はそれほどではないはずです。・・・多分。

演奏が楽しくなるように

楽しい

歌ものの吹奏楽譜はたくさん出版されていますが、基本的には原曲に近づけてあることが多いと思います。そして伴奏パートはかなり簡単な、それこそコードを順番に伸ばしていくような単調なものが多いのも事実。楽器を始めたてでも取り組みやすいように配慮されているのですが、正直演奏する側も聴く側もあまり楽しいものではないと感じるのも事実。私はずっとチューバパートで、あの単調な永遠四分音符だけのバスパートが大嫌いでした(笑)

ギターやキーボードが鳴らしている和音を伴奏パートに割り当てるため、どうしても動きは単調になります。そういう部分も必要にはなるのですが、全部それだとさすがに萎えてしまいますよね。そのため、ハーモニーを担当する部分でもただの伸ばしにはせずややメロディっくな動きになるようにしました。もちろんそういう部分が増えれば奏者の負担も増えるので、技量と相談しながらバランスを取りました。

楽団には様々なメンバーがいて、その技量も様々です。よほど難しくなければとりあえず演奏できる人もいれば、ちょっと複雑な動きで引っかかってしまう人もいるのが事実。全員が全員楽しく演奏してほしいと思いつつも、聴く側のことを無視するわけにはいきません。ここぞというときには頼れるメンバーに任せたり、ある程度の適材適所を心がける必要があります。私の場合は基本的に所属している楽団のために楽譜を作っているため、そうしたカスタマイズが可能です。これが不特定多数向けの出版となるとそうはいきませんからね。

今まででも一番疲れたかもしれない

疲れた

これまでそれなりに編曲してきましたが、今までで一番編曲作業がしんどかった曲かもしれません。原因はよくわからないのですが、とにかく終わった時はすごく疲れていました。あれだけあれこれ考えてやり直して・・・と繰り返した割には完成したものは特に変わったものではないというのがある意味ショックでしたが、いろいろ悩んだ結果ぐるっと回って比較的シンプルに落ち着いたということでしょう。終わってみると「これくらいならサクっと終わらせられたのでは・・・」と思ったくらいです。それでも自分で納得する形になったのは事実ですから、あれこれ考えたのも無駄ではなかったはず。

あとは編曲が2曲と作曲が1曲残っています。どんどん片づけていかないと、遅くなる分だけ練習時間が少なくなってしまいますので、頑張って書いていきます。編曲の1つはアンコールなので紹介はできませんが、他が完成したらまた紹介しようと思います。それでは!

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