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金管楽器のハイトーンについて

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どうもーやまむらこういちです。

今年も気が付けば残り3か月。新型コロナに今年の話題は全て持ってかれちゃってますが、来年は落ち着いてくれるのでしょうか・・・。

さて、以前もハイトーンについて書きましたが、今回はそれの補足というか、自分流のハイトーンの出し方について紹介します。

ハイトーンについて

まずはこちらの動画をご覧ください。

ええそうです。ひどい音です・・・。ではなくて、ハイDがかするかどうかだった私についにトリプルへの道が見えてきました。

いや、分かっています。「こんなの音じゃない」。でもどうやっても出なかった音が出たというなら、それも進歩の一つでしょう。

より高い音が出せると、それより下の音が安定してきますし余裕が出てくると思うのです。今はこんな音でも、だんだんと実践で使えるような音に育てていけるはずです。

トロンボーンのハイトーンについて

トロンボーンのハイトーンについては以前も書きました。

この時ダブルハイB♭にたどり着いていましたが、今回は蚊のような音とは言え、さらにそのオクターブ上が見えました。

今回はアンブシュアモーションをあまりやらなかった代わりに別のことを試してみました。

アンブシュアタイプとモーション

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上記の記事でアンブシュアタイプとモーションについても書いたので、ここでは詳しく書きません。

自分がどのタイプであるかを知ることはとても大事です。そしてそのタイプにあったモーションを知ることもです。

正直アンブシュアモーションを少し大げさにやるだけで音域は広がると思います。私はそうでした。

ただそれはトロンボーンの場合。あとホルンも効果を感じています。

しかしトランペットでは動かし方が悪かったのか、はたまた他の要因かあまり効果を実感できませんでした。トランペットは口の中の舌の状態、どんな発音をしているのかの方が影響が大きいと思います。

これも個人差があるものです。プロのトランペット奏者でモーションを伴う演奏をされている方って時々見かけますしね。

何より重要なのはマウスピースを当てる位置も、演奏中の楽器の動きも人それぞれということ。みんながみんな「唇の中心がマウスピースの下3分の1あたりに来るように」する必要はないということです。

頭は常に「動いていいんだよ」

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アレクサンダーテクニックの根本ともいえる「頭が固まっていないこと」。

楽器を構える時に最後の最後で口が迎えに行ってしまう。

高い音や苦手なパッセージの時だけ肩をすくめたり後ろに少しだけのけぞってしまう、身を引いてしまう。

難しい部分に差し掛かると楽譜に近づいて注視してしまう。

ソロや目立つ動きの時についつい少し身をかがめて隠れてしまう。

・・・思い当たることはありませんか??

自分では無意識のうちにやっていることもあると思います。撮影した動画などをよーく観察しないと気が付かないことすらあります。

でも、これらの動きは高い確率で頭を固めています。頭が固まれば全身が固まる。腕も指も呼吸も制限がかかる。そうなれば普段通りのパフォーマンスはできません。

お腹がさぼればさぼるほど・・・

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吹奏楽器に一番大事な要素は息を吐くこと。そしてその仕事を担うのはお腹です。

唇でも舌でも喉でも頬でもなく。お腹がさぼると必要な量と圧力が確保できません。でも音を出さなくてはならない。そうすると喉を閉めたり、唇をぎゅっと閉じたりしなければなりません。

それらは他のやるべき仕事があります。十二分にその仕事を全うしてもらうためにも、お腹は自分の仕事をさぼってはいけません。お腹が頑張れば、みんな自分の仕事を全うできます。

基本的にはお腹が頑張っているんだけど、自分が苦手だと思っている部分は口先だけで演奏している・・・ってこともあり得ます。それも無意識だから気が付きにくい。

とにもかくにも息を吐くこと。お腹の力で吐くこと。吹奏楽器ならどの楽器でも例外なく必要なことです。

オクターブ下げて歌ってみる

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今回新たに試してみたことは、楽器を吹いているときにオクターブ下で歌ってみる事。

皆さんが演奏中どういう状態かわかりませんが、私は出す音を歌っているような喉の使い方をしているようです。高い音になればなるほど喉を狭くしているような、高い声を出すときと同じような動きをしていました。

特にトランペットの場合はトランペットの音に合わせていたので、トロンボーンよりも喉が閉まっている感じです。トランペットの高音が出ない=高すぎて自分の声が出せないという状態になっていることに気が付きました。

そこで、オクターブ下で歌うつもりで演奏してみたところ、より高い音が出せるようになりました。

そしてそれをトロンボーンでやってみたのが冒頭の動画です。アンブシュアモーションをほとんどやらなかったのに、高い音域が出せました。

金管楽器のハイトーンで困っていたら

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金管楽器とひとくくりにしても性格が異なりますが、それでも共通のアプローチは取れるかなと思います。

1.自分のアンブシュアタイプとモーションを知ること。モーションは大げさにやってみること。

2.頭は常に動いていいと意識する

3.吐く力はお腹が担当する(他の部分に担当させない)

4.オクターブ下で歌ってみる

今回の実験結果からオクターブ下で歌うというのは自分には効果が感じられました。

今後はこれにモーションを加えることで安定させていけるかどうか試していきたいと思います。

自分の状態を確かめながらなので、時間はかかりますが昨日できなかったことがほんのわずかでも今日できれば万々歳。

何より楽しみながらでないとね。好きこそものの上手なれです。

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