演奏

トランペットでの本番は貴重な体験だった

投稿日:

Pocket

本番前に使う楽器どうもーやまむらこういちです。

微妙な天気の朝早くから出発し、演奏を行う会場へ向かいました。今日はとある自治会の集まりの余興として演奏を依頼されていて、その本番。
セブンのコーヒーを飲み、いざ立川へ。思ったよりも道が空いていてかなり早く着きましたけども。まあ遅刻するよりはね!遅刻するよりはね!

前にも書いた通り、楽団では指揮を振っている私は当然ながら楽器の演奏で参加することがあまりありません。
みんなが練習している間は、手持無沙汰なのでトロンボーンを吹いていますが、別に何かの曲を練習しなければいけないわけではないのです。

自分を観察することが何よりも上達の秘訣

練習は直前まで入念にまあ、だからこそ自分の体や奏法をじっくり観察することができるんですよね。
曲に追われているとこういうことがなかなかできない。でも、曲練習の何倍も効率よく上達するんですよね。今更気づきました。
何時間も、そして何日も練習してできなかったことが、ものの5分で出来るようになるんですから、根性だとか練習時間とかに縛られるのはもったいなかったなーと今思います。

さて、本番までの数時間は貴重な時間。なんかチューバがものすごく遅刻してきたけども、まあそれも本番あるあるです。そうなのか?

練習期間が極めて短かったので、ここで一気に仕上げまでもっていきます。
そして急遽アンコール曲を追加しました。

曲目は、まずユーフォ・チューバ四重奏の『宇宙戦艦ヤマト』を演奏した後、金五の形態になって『津軽海峡冬景色』『魔女の宅急便メドレー』『星の世界』と全4曲でした。
アンコールがかかったらこの4曲の一部を演奏すればいいかと思っていたのですが、たまたま金五の『宇宙戦艦ヤマト」の譜面があったため急きょ追加しました。

本番数時間前でしたが、何とか仕上げることができました。
こういう時の集中力はなかなかのものです。こういう時は。

本番直前に変な空気だったけども

トランペットでの本番本番は防災とか詐欺被害に合わないとかそういう話をするような会で、正直何でここに呼ばれたのかはいまだにわかっていないのですが、
まあまじめな話ばかりでは疲れてしまいますからね。我々の演奏でも楽しんでもらえればいいじゃないかということです。
会はかなり盛り上がり白熱したディベート(?)が行われていて、まったくもってやりにくいことこの上なしでしたが、
演奏が始まると皆さんいい顔して聴いていただけました。

さくっと本番は終わり、解散。特に打ち上げもせずぱーっと解散しました。
私はトランペットでの本番なんて数えるほどしかないので貴重な経験でした。

そして普段あまり吹くことのない楽器だったにも関わらず、大した緊張もせずに本番を終えたというのもなかなか興味深いところです。

最近本番で緊張しなくなったわけ

確かに2ndトランペットだったので、そこまで目立つこともなく、曲もさほど難しいものではなかったというのも理由だと思いますが、
最近楽器がどうあれ、ソロがあってもあまり緊張しなくなってきました。

今まではそれなりに緊張していたんです。それこそ「あの音が当たるかどうか」「あの部分うまくいくかなー」とか、奏者なら大体考えるようなことが頭に巡り、それに伴って緊張していたものです。
最近は音が当たるかとか指が回るかとか、そういう部分を気にしなくなったんです。
できるようになったわけではなく、ただただ考えなくなりました。
それより「この曲面白いなー」とか、アンサンブルだったら、「ここはあの人のハモリでー、こっちはあの人と一緒に伴奏でー、ここは俺がメロディ」とか、音楽的なことで頭をいっぱいにすることにしたんです。
そして「音を外そうが、指が転ぼうが、音楽的な部分を第一にして表現をお客さんに聴いてもらおう」という意識に変えたんです。

「外してもまったくもって構わない」が大事

不思議なもので、こういう意識に変えてからの方が結果音を外したり、指が転んだりする回数が激減したんですね。
今まで外したらどうしようとか転んだらどうしようとか考えていたせいで、体が失敗する準備を整えていたみたいなんです。
そういうことを考えなくなってからは、変に体が固くならずうまくいくようになったんだと思います。

来年の演奏会でもアンサンブルでは演奏で参加する予定なので、練習はもちろん頑張ります。
でもひたすら曲をさらう練習はしないつもりです。
この部分はどう表現しようか、どういうイメージで演奏しようかというものを考え、それを意識しながら演奏する練習をしようと思っています。

星乃珈琲でお疲れ様打ち上げが無かったので、帰りに星乃珈琲へ。
スフレがおいしかったー。高いけども。

Pocket

-演奏

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

合言葉は『M』!?トロンボーンのアンブシュアの作り方

どうもーやまむらこういちです。 トロンボーンに限ったことではありませんが、金管楽器を演奏する際にどのようなアンブシュアを形成するかって重要な要素ですよね。 アンブシュアは楽器と音が決めることで、自分で …

サックスの小指キー

木管の指使い

どうもーやまむらこういちです。 幼稚園の卒園式で読まれる謝辞を清書する担当になったので、筆ペンの練習を始めました。 習字はやっていましたが、やはりあの筆と筆ペンは別物です。 とりあえず1か月ほど猶予が …

フルート

フルート始めました

どうもーやまむらこういちです。 気付けば今年も2か月切ってしまいましたねー。あっという間。 私は相変わらずのへっぽこぶりですが、健康で年越しできるように頑張りまーす。 じつは中学から興味はあった ↑い …

楽器軸でのプレス

トランペットを密着させる方向について

どうもーやまむらこういちです。 今日は娘の幼稚園でクリスマス祝会なるものがあって、見に行きました。 サンタさんからプレゼントをもらったり質問したりする会なのですが、みんなのプレゼントは保護者会幹事の我 …

Sax半音階の練習で指が同時に動かないときの解決策

どうもーやまむらこういちです。 今日は久々にSaxを吹きました。 練習するべきところがたくさんありすぎてどこから手を付けようかと思っていたんですが、とりあえず指を覚えようということで、今日は半音階の練 …

ブログを運営している専業主夫「やまむらこういち」です。
趣味である作曲や編曲のことを中心に、いろいろと書いていきます。
独学で才能もないので稚拙なものばかりですが、自分の色を出していけるように精進中です。
コメントを残してくださるととても嬉しく、励みになります。どうぞよろしくお願いします!