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トロンボーンのハイトーンについて

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どうもーやまむらこういちです。

今年は昨年よりも暖かい気がします。いつもならもう床暖房入れているんですけど、まだなくても問題なしという感じですね。

外では灯油販売の声が聞こえているので、まあ確実に冬になっているのでしょうけど、暖冬という噂は合っているのかもしれません。

今回はみんなが気になるトロンボーンのハイトーンについてです。

ごく短い間に音域が大きく広がった

最近他の楽器への浮気が続いていたからか、ずいぶんと機嫌が悪い気がするトロンボーン。いやいや苦労して手に入れた楽器ですからあなたが一番ですよっと。

それはさておき、実は私は長い間ハイD(チューニングB♭のオクターブ上B♭の上)がかするかどうかというところだったのです。その上はまぐれでも当たらないという感じでした。

ところがほんのわずかな期間に音域が拡大して、今ではダブルハイB♭も出るようになりました。

出るとは言ってもお聴きの通りこんな音なので、実際曲中では使えるものではありませんけどね。それでもやっぱり嬉しいものです。

さて「なぜ音域が拡大したのか」ですが、大したことはしていないんですね。自分の奏法を見直しただけです。

高音域を出す前に

高い音を目指す

ハイトーンは何となく目指したくなるという金管奏者も多いと思います。金管楽器は下への音域拡大は限りがありますが、上への音域拡大は理論上はありません。

倍音域の都合でそうなるのですが、とりあえず振動数さえ上がればどこまでも高音が出るはずです。(そのうち人間には聴こえなくなりますけど)

エリック宮城氏や中川英二郎氏のようにハイトーンをバシバシ演奏しているのを聴いて、自分もあんな音出したい!!と思っている人、多いのではないでしょうか。

私が高音域の拡大に成功したのは、とある2つのことをやったからです。即効性があるのですぐに結果が出ました。(もちろん個人差あります)

1つは自分のアンブシュアタイプの確認、そして2つ目は唇を閉じるということでした。

“自分の”アンブシュアタイプ、知ってる??

あなたはどのタイプ

金管奏者のアンブシュアタイプは3つあります。古い教本だと、「マウスピースの下3分の1くらいに唇の中心が来るようにして・・・」なんて書かれていますが、万人に当てはまるものではないというのが、最近の考えです。

アンブシュアタイプには「超高位置タイプ」「中高位置タイプ」「低位置タイプ」の3つがあります。

詳しくはこちらをご覧ください。私がいつもチェックしているブログです。

金管楽器の3つの基本アンブシュアタイプ

先ほど述べたマウスピースの下3分の1というのは「超高位置タイプ」にあたります。自分の唇に対してマウスピースの位置が高いから高位置タイプ。大体真ん中くらいが中高位置。マウスピースが唇に対して下の方に位置するのが低位置タイプです。

低位置タイプは唯一、「マウスピースの中で下唇が占める割合が多い」タイプです。このタイプは他に比べれば少数派なので、もしかしたら部活等で矯正された方もいるかもしれません。

しかしながらこれもれっきとしたアンブシュアです。世に少ないというだけで、淘汰されるものではありません。そして私もこの低位置タイプです。

アンブシュアタイプにはアンブシュアモーションがある

鏡を見て自分がどのタイプか判断しましょう。本当は透明なマウスピースで判定したほうがいいのですが、ぱっと見でわかりやすい人は鏡で確認するだけでわかると思います。

アンブシュアタイプにはそれに対応するアンブシュアモーションがあります。

超高位置タイプは、音が上がれば上がるほど唇とマウスピースが上(鼻側)に、下がれば下がるほど下(あご側)に動きます。

中高位置と低位置はその逆で、音が上がれば上がるほど下に引っ張り下げることになります。

大事なのは「唇とマウスピースが」動くことで、マウスピースだけが動いてしまわないようにすることですね。唇とマウスピースは密着したまま、歯や歯茎の形に添って動かします。

おそらく大体の方は無意識に行っていると思いますが、これを意識的に、少し大げさにやってみると効果が感じられると思います。

上下に動かすときも、地面と垂直とは限りません。右上左下の場合もありますし、ほとんど真横に動いているように見える方もいます。ちなみに私は右上左下です。音が上がるにつれて左下に引っ張り下げています。

まずは自分のアンブシュアタイプを確かめた後、対応するアンブシュアモーションに従ってスラーで音を上下させてみましょう。

また、例えばマウスピースは超高位置なのにモーションが逆という方もいるかもしれません。高い確率でアンブシュアタイプが違うと思います。教本等で矯正された方はマウスピースの位置だけ高位置タイプになっている可能性があります。中高位置や低位置を試してみて、どうもうまくいかなければモーションを逆にしてみてください。

唇は閉じ続ける

閉じた唇

これは人によると思うのですが、楽器を吹こうとしたときに”自分で”唇を開けていませんか。

私はまさにこれで、最初からアパチュアが開いていました。チューバはこれで十分に音が鳴っていたので気にもしなかったのですが、アパチュアは自ら開けるものではなく、空気が通った”結果”開くべきです。

金管楽器は唇の開閉による振動が楽器で増幅されて音が出ます。唇を開けていては開閉がうまくいかず必要な振動数を確保できません。考えてみれば当たり前のことなのですが、結構自分で開けちゃっている方、いるのではないでしょうか。

唇を閉じると言ってもぎゅっと結ぶようにする必要はありません。理想は英語で「M」と発音した状態にすること。以前私が書いた記事もご覧ください。

合言葉は『M』!?トロンボーンのアンブシュアの作り方

自分で開けて吹いていた人は最初、これじゃ音でないでしょ!と思うかもしれませんが、すごく軽く音が出ますよ。私もびっくりしました。

「M」の発音後の口にマウスピースをしっかり押し当てて、上あごに向かって息を吹き上げるだけです。マウスピースを当てるときは必ず最後まで腕や手で押し当てること。最後の最後に頭がお迎えにいかないように!そして、躊躇なくしっかり押し当てること。この方がばてません。

音域拡大だけではなく

いかがでしょう。私はこの2つだけで一気にオクターブ近く音域が広がりました。そして前よりもばてにくくなりました。

アンブシュアモーションは曲中でも音の高低に合わせてしっかりやっていくと安定して吹けるようになります。私もまだまだ習得途中ですけど、目に見えた効果があると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

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  1. 小田龍平 より:

    大変興味深く拝見させていただきました。Mのアンブッシャー及びハイトーンについて参考にさせていただきました。が、なかなか思うようにできません。もしよろしければ直接お話を伺うことは可能でしょうか?当方、府中市在住です。よろしくご検討お願いいたします。

    • 小田龍平様

      コメントありがとうございます。
      そしてブログを見ていただけて嬉しいです。

      まず前提として私は趣味で楽器をやっている身で、誰かのレッスン等を受けたことがありません。
      動画等を見ていただいたと思いますが、音は揺れるし音程も悪いしポジションも不正確、タンギングも苦手とあまりいいところがありません。好きでやっているだけです。

      もしちゃんと悩みを解決したいのであれば、ちゃんとした方(?)に見てもらう方がいいと思います。私は宙ぶらりんの演奏しかできないということをご了承ください。

      さて、今「思うようにできない」というのはハイトーンに関してでしょうか。
      それとも他の部分でしょうか。
      私は自分で試して効果があったことに関してお話しすることはできますが、実際に小田様の状態を見て的確なアドバイスができるかはわかりません。
      結局はネットや本の受け売りしかできないので・・・(すみません)

      もしそれでも!ということであれば、例えば12月21日(土曜日)に小平駅すぐのルネこだいらというところで、私の所属する楽団(小さいですけど)の練習があるので、その合奏前あたりに来ていただければお話できると思います。

      日程が合わなければ別日にそちらへ伺うこともできますが、本当に専門知識もなく音楽科専攻でもない素人なのであまり期待しないでください・・・。

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