どうもーやまむらこういちですよっと。
今日は幼稚園で救命救急講習があったので参加してきました。
車の免許取得でAEDの使い方や心臓マッサージは一通りやっていましたが、改めて受けるとけっこう変わっているもんですね。
人工呼吸も自分の知っている人ならともかく、見知らぬ人に対して必ずしも行う必要はないと。
感染症や持病などの情報がない状態で、人工呼吸するのはためらうだろうし、しなかったことを誰も責めたりはしないとおっしゃっていました。
そんなことで躊躇している暇があったら、心臓マッサージを続けてくださいと。
心臓マッサージは参加した全員がやりましたが、「うまいですねー」と褒められました。
テンポ100から120での圧迫が必要とのことなので、もしもしかめよーの歌がちょうどいいんですよね、たしか。
でも、救急車が到着するまで平均して6~7分かかるらしいので、700回から800回くらいはやり続けないといけないんですよね。大変です。
チューバ時代はかなり適当に吹いていた
さて、私は今は主にトロンボーンを吹いていますが、もともとはチューバを吹いていました。
チューバってマウスピースがとても大きくて、唇がほぼ全部入ってしまうんですね。
で、結構アンブシュアとか気にせず適当に吹いても音が鳴ってしまうという。
中学で吹奏楽部に入ってチューバを始めましたが、先輩があまり教えてくれなかったんですね。
最初の合奏でどうも自分だけ音が違うなーと思ってたら、チューバはB♭管だけど楽譜はCで書かれているということを初めて知ったくらいです。
でも、大して唇の事を考えなくても一通り音がなってしまうので、特にアンブシュアというものを気にせず過ごしていました。
これがトランペットだと、適当ではほとんど鳴らないので、いやでも気にするんでしょうけどね。
力の浪費で疲れていた
トロンボーンを吹き始めた時も、それなりに音はなりました。
チューバの時よりはマウスピースが小さい分、唇が多少閉まっていたんでしょう。
正しいかどうかは別として音はなっていました。
でも、結局はものすごく無駄な力をたくさん使って演奏していたことに最近になって気が付きました。
もともとチューバ吹きだったから、より小さいマウスピースの楽器の演奏は大変なものだと勝手に思っていたのですが、そもそもチューバの奏法から間違っていたんですね。
それが明るみに出ただけです。
最近は「アンブシュアとは楽器が決めるものである」という言葉に出会ってから、かなり楽に吹けるようになってきました。
自然に口を閉じた状態でマウスピースを押し当てる。必要な分、しっかりプレスしてそのまま息を出してみる。
マウスピースを当てる直前に、どうしても唇が楽器を吹くモードに変わる癖がついているのですが、それを一切やらないようにしました。
これが、びっくりするくらい簡単に音が鳴るんですね。
音が鳴るまでは「絶対、これじゃ音はならない」って思っているのに、息を出すとものすごく楽に音が出るんです。
本当唇のことを考えなくても、まるで自動操縦されているような感覚です。
この吹き方に変えてから、かなりバテなくなりました。
マウスピースに当てる位置は1つだけ??
さて、金管奏者ではよく知られている、マウスピースを当てる位置について。
大抵の教本では「マウスピースの上から3分の2あたりに唇の中心が来るように」なんて書かれているものが多いです。
マウスピースの中で上下の唇の割合が、上2:下1になるようにするという意味です。
私はどうも、この当て方が気に入らなかったんです。
この当て方だと、より吹けなくなってしまう。どうしてもいい方には向かっていかないんです。
最近になって、金管のアンブシュアには3つのタイプがあることがわかりました。
一つは、上記のような超高位置タイプと呼ばれる、上2:下1のタイプ。
一般的なアンブシュアタイプのようで、高音域の開発は難なくできることが多いそうです。代わりに低音域の開発に時間がかかるとか。
2つ目は、中高位置タイプと呼ばれる半々のタイプ。
どちらかと言えば上の唇の方が多く占めるが、半分くらいの人もいるのがこのタイプ。
柔軟性を特徴とするタイプだそうで、暗く豊かな音色を持っているとか。
そして3つ目は低位置タイプ。
下唇の方が多く占めるタイプで、このタイプの奏者はあまり多くないとか。
高音域が得意とされる。
自分の場合はおそらく低位置タイプだと思うんです。
明らかにマウスピースの上の方に当てているので、低位置、もしくはギリギリ中高位置タイプだと思うんですね。
少なくとも超高位置ではない。
でも、超高位置、中高位置がほとんどを占めているらしいので低位置タイプは間違ったアンブシュアだと言われることもあるんですよね。
それがその人の骨格などの身体的特徴に合致していれば問題ない、というよりそれが正解にも関わらずです。
みんな違ってみんないい
もっとも、私は今の吹き方が何となくしっくり来ているだけで、本当は違うタイプなのかもしれません。
おそらくは専門の人に見てもらわないとわからないんでしょうけど、とりあえずは教本に書かれていることを鵜呑みにすることはやめました。
そして各アンブシュアタイプにはそれぞれ唇とマウスピースの移動についても分けられているんですね。
超高位置は音域が上がるにつれ、唇とマウスピースを上に押し上げて、音域が下がるにつれ押し下げる。
中高位置と低位置はその逆である。
上とか下とかは、人によって軸が斜めになっていることもあり、右上と左下とか左上と右下とか、あるいは真横に移動しているように見えることもあるそうです。
私が超高位置でなければ、音域が上がるにつれて唇とマウスピースを顎先に向かって押し下げるということですね。
確かにこれを意識してやると、結構高音域が出やすいし、逆をやれば低音域が出しやすいんです。
今まで自分は間違ったアンブシュアだと思っていたのですが、思いがけず肯定された気がしてちょっと安心しました。
みんな歯並びから唇の形、顔の形などバラバラなのに、アンブシュアは同じって、まあよく考えたらおかしいんですよね。
自分が今まで何となくやってきたことを、もう一度よく観察してみることで、1年分の基礎練習を越えるものを得た気がします。
写真のタイプは、低位置タイプですね(^^)
あ、失礼!ご自身でもそう書いておられましたね!
Basil Kritzer様
コメントありがとうございます!
憧れのバジルさんにコメントいただけるなんて感動です。
低位置で合っているようでよかったです。
ちなみにこれは、楽器を始めたころに自分が何となく(何も考えもせず)あてがっていた位置のまま、今に至っているのですが、それがすなわち自分のアンブシュアタイプということでいいんでしょうか??
ずっとこの位置でやってきたけど、実は違うタイプが適正であるということはあるのでしょうか…。
お金に余裕ができたら、ぜひともレッスンに行かせてください!
お会いしたい!