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HOLTONスーパーボーンを紹介します その2

投稿日:2017年12月13日 更新日:

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どうもーやまむらこういちです。

前回スーパーボーンの各パーツを紹介しました。今回は実際に普段使ってみての感想や入手までの経緯をご紹介します。

スーパーボーンの気になるデメリットとは

普通のトロンボーンと比べて、バルブパーツの分総重量は重いです。ちなみに前回比較したYAMAHAのテナーバストロンボーン「YSL6420II」の重量は1.6kg。そしてスーパーボーンは2.4kgです。数値で見ると1.5倍ですが、やはり持ち方のせいかスーパーボーンはそれ以上にとても重く感じます。

スーパーボーンはいいぞ

どちらも基本的には左手だけで支える必要がありますが、すべての指が支えに使用できる通常のトロンボーンの方が軽く感じます。スーパーボーンは左手の一部だけで支えなければならないという点で、とても大変です。体のどの部分よりも先に左手がばててしまいます。

あとはスライドのポジションがやや遠いことがデメリットでしょうか。腕が結構長くないと、とっさのスピードで7ポジションには届かないです。また普通のトロンボーンに慣れてしまっている人はポジションの微妙な違いが気になるかもしれません。どのポジションもやや遠いです。特にベルを目安にする3ポジションと4ポジションは、ベルに合わせても高いので戸惑うと思います。私はたいしてトロンボーンのポジションが身についていないときに出会ったので、そこまで気にならなかったですけど。

TR395スーパーボーンの注意点

あともう一つ演奏で気を付けることがありました。ピストンから伸びる1番管と2番管は手前側に伸びているのですが、結構のどの近くまで来ています。普段吹いている分には全然気にならなかったのですが、ネクタイをして演奏した時にネクタイにぶつかってしまいました。首元に何かある状態で演奏すると、結構苦しいです。

そんなデメリットも吹っ飛ばすほどの魅力がある

スーパーボーンはいいぞ結構デメリット多いのね・・・って感じですけど、それを吹き飛ばすくらい面白い楽器ですよ。この楽器をメインで使っているという方はほとんどいないそうなのですが、私は全然これでいけますね。姿かたちはネタな楽器だけども、音はしっかりしているし演奏の幅も広がります。ほかのメーカーのスーパーボーンを吹いたことがありませんが、こちらは有名なHOLTONですので音はばっちりです。

任意の音のトリルやトレモロ、任意の音からスタートする7ポジションから1ポジションのグリッサンド、豊富な替えポジション(替え指)はスーパーボーンならではの特権です。タンギングなしのスラー演奏もできるし、スライドを使ったしゃくりやフォールもできるので、金管楽器ができる演奏はほぼすべて可能です。

クラシカルな演奏ではそこまで活躍しないかもしれませんが、ジャズやポップスでは演奏したいニュアンスに合わせてスライドやピストンを使って演奏することができます。どちらも駆使することで、難しいスライディングやピストン操作を簡単にすることができることもあります。替え指、替えポジションが大量にあるので、選択肢が広いのです。

長い長い購入までの道のり

スーパーボーンはいいぞ購入に至るまでは長かったです。というより、なかなか市場に出回りませんでした。メインで使う人が少ないにも関わらずかなり人気の楽器らしく、中古が出てもすぐに売れてしまいます。プレミアがつくことも多く、時には50万以上で取引されることもありました。私はいつ中古が出てもいいように、少しずつスーパーボーン貯金を始めました。

ある日、オークションでこのスーパーボーンが出されているのを発見しました。オークションはすでに始まっていて、すでに数人が交渉を始めていました。しかしながら即決価格が設定されていて、それが26万円くらいだったので、私は迷わず即決価格での落札をしました。これでようやく念願の楽器を手に入れたわけです。

・・・が、実際はそこからが長かった・・・。オークションに出していたのはカナダの方だったのですが、支払い方法はPayPal(ペイパル)というもの。PayPal自体初耳だった私はまず、PayPalが使えるようにしなければなりません。もろもろの準備や設定は完了したのですが、10万円を超える取引の場合は、さらに手続きが必要だということがわかりました。身分確認などで何日かかかってしまうため、それらの事情を先方に伝えました。快く聞いてくださったので助かりました。

お金関係がようやく終わり、支払いができた時点で発送となりました。輸送は船で行われましたが、私の手元に来るまでに1か月以上かかったのを覚えています。船便の予定や税関などで、それはそれは時間がかかりましたが、待って待って待ち続けてやっと手元に届いたわけです。

コレクションではなく相棒として

スーパーボーンはいいぞ

大きなへこみや傷はなく、スライドやピストンの動きも良好。本当にいいものに巡り合いました。私はこの楽器をコレクト目的ではなく、相棒として使っています。所属する楽団では指揮をやっているので演奏の機会はあまりないのですが、アンサンブルなどでちょくちょく吹いています。まだまだ吹きこなせていませんが、少しずついろんなことができるといいなーと思っています。

これを読んでいる方の中には、私と同じくこの楽器が心から欲しいと思っている方がいるかもしれません。なかなか出回っては来ませんが、定期的に探すことをお勧めします。スーパーボーンよりもTR395で探したほうが見つかるかもしれませんね。ご健闘を祈ります!

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