今日の夕飯はおでんにしました。
とはいっても、家にあるもので作ったので、大根、こんにゃく、鶏肉、ウインナー、卵しか入っていませんけどね。
私は静岡県出身なのですが、静岡おでんというものが普通だと思っていたんです。
具はすべて串にささっており、汁は中が見えないくらい真っ黒、だし粉と青のりをかけてからしをつけて食べます。
はんぺんも白いものではなく、静岡では一般的な「黒はんぺん」。
いや私たちにとってははんぺんと言えば黒、「白はんぺん」と区別していました。
イワシやサバ、アジなどのすり身で出来ていてとてもおいしいんですよ。
本当は静岡おでんにしたかったんですが、必要な材料である牛スジと黒はんぺんがないのであきらめました。
久々に食べたいなー。
さて、今日は私が持っている楽器の紹介第二弾です。
それは、大学時代に買った「カーブドソプラノサックス」です。
ソプラノだけどアルトみたい
カーブドという名の通り、一般的なまっすぐのソプラノサックスではなく、アルトサックスのように曲がっているのが特徴です。
いや別にこれにひかれたわけではないんだけども。
買ったのは大学時代。仕送りの身としてはまともな楽器を買うお金はありません。
そこで見つけたのは入門キット。
演奏に必要なものがすべて入っていて、手元に来たらすぐに吹けるというのが売りのものです。
実際、マウスピース、リガチャー、リード、ストラップ、グリスなど基本的なものは入っていました。
メーカーはケルントナーという中国系の会社で、まあ安物って感じではあります。
質は特に気にせず、何となく吹きたいなーくらいだったので、これでよかったんです。
このころ若干金管楽器が伸び悩んでいて、なんというかどうやってもうまくならないのにイライラしていた気がします。
そんな時に気晴らしにサックスを借りて吹いたら、結構面白かったんですよね。
比較的簡単に音が出るし、クラリネットと違って、穴もふさぎやすい。
それで、自分の楽器がほしいなーと思って買いました。
しかし、一つ問題があったんです。致命的な問題が。
予想もしない問題発生
必要なものは全部ありますから、手元に来たらすぐに吹けるはずだったんです。
いざ、ケースから楽器を取り出し組み立てていた時のことです。
サックスはリード楽器です。マウスピースという吹き口にリードを添えて固定します。
このリードが震えて音になるわけです。
マウスピースにリードを固定するものがリガチャーと呼ばれるものです。
大半は金具ですが、皮のものや最近では木のものもあるようです。
マウスピースにリガチャーだけセットされていたので、ねじを緩め、リードを差し込みます。
…リードが入りません。
リガチャーのねじを全開にしてようやく入りましたが、当然ながらねじは締まりません。
吹けば息は漏れ漏れです。
そう、セットのリガチャーはマウスピースだけでぴったりだったんです。
そこにはリードの入る隙など1mmもありませんでした。
結局、楽器屋に行きリガチャーを買うことになりました。
しかし、これで販売するんだからすげー商売だよな。
写真のリガチャーは買ったものです。元からついてきた奴は見当たりませんでした。ムカついて捨てたかな(笑)
楽器はチープだけどリガチャーだけセルマーという。
それでも楽器は楽器
そんなこんなで問題はありましたが、結構面白いんですよ。
そりゃちゃんとした楽器に比べれば、音質は明らかにチープだし、チューニング合わないし、いかにも安物って感じだけど、金管楽器の合間に吹く分にはちょうどいいです。
私は息圧が強いのか、噛み過ぎているのか、リードの厚さが3や3半だと裏返ってしまうんです。
今は4でちょうどいい感じです。
まだまだ吹きなれていないので、低音は裏返ってしまいますし、指もまだまだ思うように動きませんが、
せっかく買ったんだし、これからはもっと吹いてあげようと思いました。
安物買いの銭失いにはしないように・・・。