どうもーやまむらこういちです。
ずいぶんと気温が下がり、朝晩は肌寒くなってきましたね。と言っても私は真冬でも半袖Tシャツなんですけどね。衣替えの季節ですが、私はフリースを1枚出せば冬支度おしまいです。
編曲の編曲をする
さてさて、昨日は妻からの依頼で1分ほどの曲を編曲していました。
こちら、見たことがある方も多いはず。auのCMで使われていたこの曲ですが、元はあの有名なオクラホマミキサーですよね。小学校のころの宿泊体験とかで踊った方も多いのではありませんか??意中の子と手をつなぐ寸前で曲が終わったとか甘酸っぱい記憶があったりしませんか??私は数合わせで女子側だったのでそんな記憶はありませんがね。
ピアノバージョンの完成
こちらの曲を切ってつないで3分から5分にするという作業とは別に、ピアノで少しおとなしめのバージョンを1分くらいにして作ってほしいということで、昨日せっせとこしらえていました。クールダウンに使いたいんだとか。で、出来上がったのがこれです。
編曲にあたってまず考えたのは調でした。auのCM側の曲と交互に使うらしいので、同じ調にしたら代わり映えがしないなーと思ったので調を変えようと。CM側は変ホ長調だったので、こちらは4度下げて変ロ長調にしました。実際に演奏するわけではないのでどの調でもいいんですけどね。
交互に再生するのであれば近親調がいいだろうと思って、フーガでよく使われる4度下を選んでみました。これで交互に聞いてもいつでも新規一転でいい感じかなーって。BGMに使われるだけなのでぶっちゃけそこまでこだわらなくてもいいんですけどね。
原曲ははねた感じのメロディが特徴でしたが、CMで使われているバージョンはそのはねを消していましたね。それなので私も原曲側ではなくこちらに合わせてそのままにしました。とりあえずメロディーだけ拝借しておきます。
テンポとスピード感
1分に収めるとなるとなかなかギリギリな感じです。テンポを速くすれば入るんですけど、クールダウン目的ならあまり速めたくはない。後半はややテンポを速めましたが、前半をかなり揺らしたおかげでそこまで速いイメージはつかないはずです。
このスピード感こそが今回の肝でした。例えば3、4小節目は加速させていますが、最初ここの左手は四分音符4発だったんです。でもすごく速い印象がついてしまうので付点に変えました。右手が右手なのであまり効果はありませんでしたが多少の緩和はできました。同じ理由で12小節目からも付点に変更。そして最後にritをしっかりかけることで全体の印象もおとなしめにできたかなと思います。
コード進行はかなり独特ですが、ピアノで洒落た感じを出すためにあれこれ探しました。しょっぱなから浮ついた感じの和音が登場しますが、これはすぐに見つかりました。問題は16小節目からの4小節で、これはずいぶんと長く探しましたね。でもなかなか面白い感じで仕上がったと思います。
あとはちょこちょことトリルや装飾などを追加して完成です。製作時間は3時間くらいでしょうか。和音センスがないのでたった1分の曲でもこんなにかかってしまいましたが、自分好みのものになったのでよしとします。こういうの、ちゃんとやっている人はすぐに頭に浮かぶんだろうなーと思うと羨ましい限りですね。それにこんなものよりずっとずっとかっちょいい感じで作れるだろうし、ただただ尊敬します。
実際の演奏を想定したわけではなく再生音重視のため、譜面がへんてこになっています。人間相手なら和音のなかでもメロディラインを担当する小指をすこし引き立ててくれたりするはずなのでいいんですけど、コンピューターはどれも同じ音量で再生しちゃいますからね。微妙なニュアンスとかはくみ取ってくれないので、いろいろ足してあります。もし弾きたいって方はうまいことやってください(いないと思うけど・・・)
さ、楽譜の作業は山積みなのでちゃっちゃと取り掛からなければ!