どうもーやまむらこういちです。
いやーずいぶんとご無沙汰してしまいました。所属する楽団の定期演奏会が再来月に迫っている中、編曲作業がようやく終わってひと段落付きました。今回は私の作・編曲のものが多かったので、かなりギリギリまでかかってしまいました。
せっかくオリジナル編曲をしたので、ここで紹介していこうと思います。
ワールドカップと11回
今年はサッカーワールドカップで、先日開幕しましたね。私はあまりスポーツに興味がないのであれなんですが、少しずつ盛り上がってきているのでしょうかねー。開催国のロシアが圧勝でスタートしたとか。日本もあれこれ言われていますが、悔いのないような試合をしてほしいですね。
さて、私が所属する楽団は今年の8月に第11回定期演奏会を開きます。ワールドカップの年でもあり、サッカーといえば”11″ということで、サッカーにまつわる曲をメドレーにしたらどうかという提案から、ワールドカップメドレーを作りました。
サッカーに関する曲だと、FIFAのアンセムのほか、「オーレーオレオレオレー」なあの曲とか「うつむくなよ、ふりむくなよー」なあの曲とか、それはそれはたくさんあるんですよね。曲を選ぶのも大変な中、オリジナル・クラシックステージで演奏するということで、FIFAアンセムとアイーダのメドレーにすることにしました。
FIFAアンセムは日韓バージョンも
FIFAアンセムはテレビなどでもたびたび流れるので、一度は耳にしたことがあるでしょう。
ワールドカップの選手入場の際に流れる曲ですね。とてもかっこよくていいんですが、生身の楽器で演奏するのはなかなか大変でもあります・・・。
今回この曲に加えて2002年の日韓ワールドカップで使用されたFIFAアンセムも取り入れました。
私が大学時代のワールドカップで、大学内で結構盛り上がっていたので印象に残っています。当時、ちょっと怖めの女性の先生がいたのですが、日本の試合がある時は必ず青い服を着ていて、いつも時間きっかりまでやる授業も早めに切り上げるという暴挙(笑)に出ていたのを覚えています。いつもクールな感じだったので意外な一面を見た気がしました。
こちらのアンセムは「炎のランナー」で有名なヴァンゲリス作曲です。朝鮮民謡のアリランのような旋律とヴァンゲリスらしい壮大なサウンドが特徴です。
今回メドレーを作るにあたり、日韓アンセムの前半部分もつなぎとして使うことにしました。日韓のものではないアンセムを最初に持ってくるか最後に持ってくるか迷いましたが、最後に決めました。日韓アンセム→アイーダ→日韓アンセム(前半部分)→アンセムという順番に決定して編曲を開始しました。
構成が決まればあとは書くだけ・・・なのですが、調の設定やつなぎの部分、各パートへの振り分けで結構時間がかかりました。今回の演奏会の最初の曲なので、インパクトある開始にしようと思い、最初からタムを中心に静かながらがっしりした感じにしました。
次のアイーダもいろいろ悩んだ結果、原曲とはすこし違ったテイストがいいだろうと、コードを中心にいじりました。サッカーでのアイーダと言えばサポーターがまくしたてるように歌うイメージがあったので、そちらに近づけようとも思いました。が、やはり歌と楽器では雰囲気が変わってしまうので、新しいテイストにしてみました。
そして最後のFIFAアンセムは大体原曲に近くしました。(と言っても、このアンセムはバージョンがたくさんあるんですけどね)
ほぼシンセサイザーで構成されているので、原曲側に音域とか関係ないのですが、此度はそのまま書いてしまいました。そのため途中でトランペットがえらいことになっています。でも、サッカーの曲をやろう!と提案した本人なので、ここは頑張ってもらいましょう。ピッコロトランペットを引っ張り出してきて日々練習に励んでいるようです(笑)
そんなこんなで時間はかかったものの何とか出来上がりました。なんかもっといろいろやりたかったんですけどね。よく聞いたら別の曲もこっそり入っている・・・とか。まあ比較的真面目な空気の中での演奏になるので、これくらいでいいのかもしれません。
ということで、今日はこれくらいにして他の曲についてはまた後日紹介したいと思います!