どうもー、やまむらこういちです。
2026年8月15日(土)、私が所属する吹奏楽団「こだいらEMバンド」の第17回定期演奏会を開催いたします!
当団は今年で創立20周年を迎えました。そこで今回は、同じく節目の周年を迎えたものをテーマにいくつか曲を書いていました。
そのうちの1つが、今年なんと100周年を迎える集英社の看板雑誌「週刊少年ジャンプ」から、アニメ化された作品の主題歌を集めたメドレーです。
週刊少年ジャンプからアニメ化された作品は数多くありますが、40代の私がアレンジを担当したということで、やや古め(?)の熱いラインナップとなっています。
テレビのフラッシュ現象(激しい光の点滅による健康への配慮)をきっかけに生まれた、あの懐かしの警告ソング「て、て、テレビをみるときは〜」から始まり、そのまま『こち亀(葛飾ラプソディ)』へ。そこから『ワンピース』『ドラゴンボールZ』『北斗の拳』『Cat’s Eye』『鬼滅の刃』と続き、最後は『聖闘士星矢』でド派手に締めくくります!
これだけ熱い曲が詰まったメドレー、実はアレンジャーとしての「愛と葛藤」の裏話が山ほどあります。
記事の最後には、今回ご紹介する「こだわりポイント」をテロップでリアルタイム解説したピアノ・ロール動画を埋め込んでいますので、まずはぜひ、このまま裏話を読んで、期待値を高めてみてください(笑)。
膨らみ続ける妄想……「選曲」との血の滲むような戦い
実は、このラインナップに決まるまでには激しい葛藤がありました。
比較的新しいところなら『SPY×FAMILY』や『マッシュル-MASHLE-』も入れたかったし、『地獄先生ぬ〜べ〜』のあの最高に力強い「バリバリ最強No.1」も捨てがたい。アラレちゃんも、シティ・ハンターも、幽☆遊☆白書も……と、自分の思い出も混じってとにかく曲が絞れないのです。
「いっそ30分超えの超大作にしてやろうか!」と本気で思いましたが、演奏メンバーの体力と演奏会のプログラム構成を考え、泣く泣く現在のラインナップに厳選しました。
アレンジャー魂炸裂!ここを聴いてほしい「こだわり3選」
今回のメドレー、こだわり出したらキリがないのですが、特に聴いて(そして動画で観て)いただきたいポイントを3つ紹介します。
① 『愛を取り戻せ』:あの「エコー」の完全再現
この曲といえば、冒頭の 「You are Shock!(…are Shock! …are Shock!)」 というあきらかなエコーですよね。子どもの頃、歌うときは必ずこのエコー部分までセットで叫んでいた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です(笑)。
これを吹奏楽でどう再現するか。非常に繊細で難しい表現なのですが、今回はうちの楽団の「細かいニュアンスをバッチリ読み取ってくれるクラリネットパート」にすべてを託しました。結果は見事に大成功!本番でも完璧に再現してくれているので、ぜひ耳を澄ませてみてください。
② 『炎』から『紅蓮華』へ:嵐の静けさと極上のソロ
今回のメドレーは、とにかく全体的にアップテンポで激しい曲が続きます。その中で唯一、ゆったりとした空気を作ってくれるのが『鬼滅の刃』の『炎』です。
実は、同じ鬼滅なら『紅蓮華』とどちらにするか最後まで迷いました。結果、「一度しっとり落としてから、再び最高潮のアップテンポへ持っていこう!」と両方の採用を決意。
メドレー開始から『炎』の手前までは、ほぼノンストップの怒涛の展開。そこから一度「完全にストップ」して静寂を作り、ホルンソロ ⇒ ソプラノサックスソロへとバトンを繋いでしっとり聴かせたあと、一気に『紅蓮華』のサビへと爆発させます。この「静と動」のコントラストは、アレンジしていて一番鳥肌が立ったポイントです。
③『We Are!』から『CHA-LA HEAD-CHA-LA』への“神繋ぎ”
実は、ドラゴンボールZの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』は、原曲通りにやろうとすると「一番最初の入り」や「Aメロの真ん中」にある高速パッセージがかなり難解で、吹奏楽で再現するには手強いポイントになります。
そこで今回は、一歩手前の『We Are!(ワンピース)』の要素をあえて引きずる形で、その難所をスマートに解消しました!
具体的には、ワンピースのベースラインを中心とした伴奏をそのまま踏襲しながら、ドラゴンボールへと突入します。 これによって、まるで最初から1つの曲だったかのように自然に繋がり、目まぐるしく曲が変わるメドレー特有の「忙しなさ」を抑えて、聴き手がスッと世界観に入れるように工夫しました。この「同乗感」はぜひ動画(ピアノ・ロール)でも注目して聴いてみてほしいポイントです!
④ 『CHA-LA HEAD-CHA-LA』:プレイテックが起こした「奇跡の再現度」
ドラゴンボールZといえば、あのオープニング直後に鳴り響く「シャーン!ジャラジャラジャラ…」という、サンダーシートやエフェクトのような不思議な効果音。吹奏楽でどう再現しようか、ずっと頭を悩ませていました。
そんな時、ふと別な曲用に用意していた私の私物シンバル、PLAYTECH(プレイテック)の「PCL12(12インチ・スプラッシュシンバル)」が目に留まりました。
当初、このメドレーのドラムは「ハイハットオープンとライドシンバル」で組み立てていたのですが、「試しにライドの代わりにこれでいってみよう!」とパーカッション担当に叩いてもらったところ……これがまさに原曲ドンピシャの音! 格安ながらいい仕事をしてくれる、プレイテックのポテンシャルに救われた瞬間でした(笑)。
テロップ付きピアノ・ロール動画を公開!
お待たせいたしました! ここまでご紹介した「こだわり」や「仕掛け」を、音と視覚(DAWのキーエディター画面)、そしてリアルタイムの字幕テロップで確認できる動画を作成しました。
クラリネットのエコー、炎の静寂、そしてプレイテックのシンバル音……ぜひ、ブログの内容を思い出しながら、答え合わせをするように楽しんでください!
こだいらEMバンド 第17回定期演奏会については当団のHPで紹介しています!
皆様のご来場、心よりお待ちしております!!


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