どうもーやまむらこういちです。
来年はサッカーワールドカップですね。私が所属するこだいらEMバンドは来年8月に第11回定期演奏会をひらく予定ですが、ワールドカップの年にちょうど”11”回目を迎えるから、サッカーに関する曲をやったらどうかということで決まりました。
今回はサッカーに関する曲メドレーを作る
サッカーというといろんな曲がありますね。
FIFAワールドカップといえば、これですね。これを聴けばサッカー!って感じがします。基本的にFIFAワールドカップではこの曲が使われていますが、2002年の日韓ワールドカップの時だけ違う曲でした。
ヴァンゲリスと言えば、炎のランナーで有名な作曲家ですね。私はこの時大学生。私自身はあまりサッカーに興味がなかったのですが、先生がこの時期に妙にソワソワしていたのを覚えています。
あとはJリーグといえば「オーレーオレオレオレー」が出てきますねー。様々な曲がありますが、今回は演奏会の中でもクラシカルなステージでの演奏を考えているので、ポップスアレンジにはしないようにしようと思っています。サッカーの曲にはアイーダやマイスタージンガーみたいなクラシック曲もいくつかあるので、それらを中心に構成しようかなと思っています。
メドレー曲を作る時に考慮したいこと
さて、メドレー曲の編曲するときにどういったことを考慮するのがいいのでしょうか。って言ってもいち素人の考えであることは最初に断っておきますね。私がいつもメドレーを編曲するときに気を付けていることや心掛けていることを述べていきたいと思います。
最初に考えることは曲の終わりの部分です。どうやって終わるのかをまず最初に考えますね。メドレーの場合は何曲か曲をつないで終わるわけですが、メドレーの最後の部分は大体は最後の曲で終わると思います。あえて最初にやった曲を持ってきたり、選んだ曲の中でももっともメインとなるもので終わったりと例外があるものの、最後の曲をそのまま終えて締めるというのが多いパターンかなと思います。
どうやって終わるのかを考えたら、それを冒頭にも持ってこれないか考えます。つまり最後にやる曲を一度オープニングとして登場させておいて、すぐに別の曲に移ります。その後何曲か経て最後の曲になって終わります。こうすると冒頭と最後が同じ曲なので非常に統一感が出ます。これはよく使われる手法だと思います。
これはニューサウンズインブラスのリトル・マーメイド・メドレーです。この曲はアンダー・ザ・シー、キス・ザ・ガール、パート・オブ・ユア・ワールドのメドレーですが、冒頭は最後の曲であるパート・オブ・ユア・ワールドのアレンジでスタートしています。同じ曲調でも違うアレンジでも統一感がでてよくまとまります。これは3~4曲くらいのメドレーには持ってこいの手法ですね。
2曲のメドレーの場合は最後(つまり2曲目)を冒頭にも持ってきてしまうと、その曲のイメージが強すぎてしまう可能性があります。2曲の時は素直に1曲目からスタートしたほうがいいと思います。また、10曲近くもメドレーにする場合も、もはや冒頭の記憶が薄れすぎてしまってあまり効果がないと思います。この場合もこの手法は避けたほうがいいと思います。
今回私が編曲するサッカーメドレーは多くて4曲ほどかなーと思っているので、どの曲で終わるのかを今考えているところです。冒頭にも同じ曲を持ってきたいので、インパクトある曲を吟味中です。
メドレーは曲と曲のつなぎが命
メドレーを編曲するにあたって、最も重要視しているのが曲と曲のつなぎの部分です。私は作る時も聴く時も、一番ここに注目します。私はメドレー物が結構好きなのですが、それはこのつなぎの部分があるからと言っても過言ではありません。自然なつなぎはもちろん、かっこいいオリジナルのつなぎを経て曲が変わったりするのも大好きです。
逆に切って貼っただけのつなぎは最も嫌いですね。ある曲のキリのいいところまで演奏→そのままいきなり次の曲の始まりっていうパターンが結構巷にあふれているのですが、どうしたものかと思ってしまいます。例えばゲーム音楽のメドレーで一流のオーケストラが演奏したものを聴いたりしますが、一流のアレンジャーが切って貼っただけのメドレーとかを作っているのを聴くと、正直「これで金もらえるのかー」と思ってしまいますね。偉そうなこと言える立場じゃないけど。
良し悪しにかかわらず私が作る時は、こだわりを持って曲と曲をつないでいます。つなぎを設けず、曲をピタッと終わらせて次の曲に入る手法もありだし、効果的に使えばめちゃくちゃかっこいいですが、そればかりのメドレーって、単なる「4曲まとめてどうぞー」みたいな感じでつまらないですね。
曲のつなぎを考える関係上、曲の順序は後回しにすることが多いです。何らかの条件があって、曲の順番が決められている場合は、つなぎをつくるのがより大変になります。それでもしつこすぎず、かつ自然につながるように考えるのも、メドレー編曲の面白いところだと思います。いっぱい考えて納得のいくつなぎができた時はものすごい達成感を感じますね。
忍ばせる楽しみも大事にしたい
ほかには、メドレーでは使わない曲でもチラッと登場させることができないか考えたりしますね。裏メロとしてこっそりと使えないかとか、よく聞いてみたらあの曲だ!っていうのも好きなので、作る時はそれができないかいろいろ考えています。
メドレー物はポップスのアレンジばっかりやってきたので、クラシックな雰囲気でできるか不安なところです。それでも演奏会のオープニングで演奏することを踏まえて、自分の納得のいくものに仕上がるように頑張ろうと思います。